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乳がん細胞株で高排出される中鎖不飽和脂肪酸の同定に成功

2020-07-27
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九州大学五感応用デバイス研究開発センター(センター長:大学院農学研究院 松井利郎教授)は、正常細胞株に比べて、乳がん細胞株の培養液に高濃度に存在する複数の中鎖不飽和脂肪酸※1の同定に成功しました。また、これらの中鎖不飽和脂肪酸は、がん患者呼気に含まれる特徴的なにおい成分へと酸化分解されたことから、がん患者特有の呼気臭の発生との関連が推察されます。
 

現在、マンモグラフィーによる乳がん検診受診率は50%以下にとどまり、より判別が簡便で、身体的・経済的負担の少ない新たな診断法が求められています。これまで本センターでは、がん探知犬ががん患者の呼気を嗅ぎ分けることを明らかにし(Sonoda et al.,Gut, 60, 814–819, 2011)、身体的負担の少ない呼気をサンプルとする新たながん診断法の確立に大きな期待が寄せられています。その一方で、呼気中の揮発性成分は、サンプル管理が難しく、がん検知犬による高感度な嗅ぎ分けを超える機器による判定には至っていないのが現状です。それに対して、本研究で明らかにした中鎖不飽和脂肪酸は難揮発性であり、尿や血液などの体液に安定に存在すること、質量分析法を組み合わせると、複数の中鎖不飽和脂肪酸を一斉かつ高感度・迅速に分析できることから、がん診断のための新たな指標成分として今後の展開が大いに期待されます。
 

本成果は、2020年6月30日(火)午前3時(日本時間)に米国科学誌「PLOS ONE」にオンライン掲載されました。なお、本研究は日本学術振興会科学研究費 (JP15H01804)の支援を受けました。

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[责任编辑:何苇] 标签: 明らか 高感度 Sonodaetal PLOSONE H01804
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