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「色覚の多様性に配慮した九州大学キャンパス案内図」は、日本サインデザイン賞を受賞

2020-12-01 来源:九州大学
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   九州大学伊都キャンパスのキャンパス案内図が、このたび2020年度のSDA賞(日本サインデザイン賞)に入選し、加えて、九州地区賞を受賞しました。SDA賞は、日本サインデザイン協会が主催する国内唯一のサインデザインの顕彰制度で、1966 年以来 54 年間続く歴史ある賞です。


   現在社会では、赤、緑、青の3つの原色に対して、3色とも識別に寄与する方(3色覚といい、いわゆる色覚正常)や、2色だけしか識別に寄与しない方がいます。3色のうちひとつの原色が識別に寄与できない2色覚、いわゆる色覚異常と呼ばれる色覚特性を持つ方々は、確率的に男性は20人に1人、女性は500人に1人いるといわれています。特に色の識別によって情報を伝達するサインは、色覚の多様性に配慮したカラーユニバーサルデザインの実施が望まれます。


   今回受賞した九州大学のキャンパス案内図は、色覚の多様性に配慮したカラーユニバーサルデザインを実施したサインで、3色覚の方にも2色覚の方にも識別できるカラーデザインを実施したものです。従来のカラーバリアフリーは、3色覚向けの配色をデザインした後に、2色覚が識別できる色の組み合わせに留意して配色を改善しますが、今回のキャンパス案内図は、2色覚向けの配色をデザインした後に、3色覚が馴染みやすい色に配色を考慮しています。これは、従来のカラーデザインと逆転の発想により「2色覚を基点」にカラーデザインする新しい考え方です。このデザイン手法は、芸術工学研究院の須長正治教授が実用化したもので、この研究成果をもとに完成した「色見本」ツールが、このデザイン手法の社会実装を可能にしました。


   キャンパス案内図のデザインは、サインデザインの第一線で活躍するデザイナーの中牟田麻弥氏と協働により実現しました。使用できる色数が限られる2色覚カラーを基点にしたサインデザインにおいて、色数の制限を情報量のスリム化で解決する引き算のデザインにより、見やすく分かりやすいキャンパス案内図が実現しました。更に案内図の文字は、芸術工学研究院の伊原久裕教授、須長正治教授、藤紀里子助教らのチームが開発に協力したUDフォントである「K-UDフォント」で、多くの人が見やすく読みやすい書体を用いています。
 

   本サイン実装の取組は、大学の先進的な研究シーズと高度なデザインノウハウが融合することで実現した新しいバリアフリー共創デザインの取組となりました。 本作品を含め、今年度のSDA賞受賞作品は、「年鑑日本の空間デザイン 2021」(出版:六耀社)に掲載される予定です。

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