文部科学省は2022年度から、国立大の留学生について学部の定員増を認める方針を固めた。これまで同省は国立大の定員増を原則、認めない運用を続けてきたが、国際的な競争力の向上や経営の安定につなげる狙いから、来夏までに定員増を認める通知を出す。合わせて、留学生の授業料の自由化も検討する方針だ。
大学が定員増を目指す場合、文科相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」を経て認められる仕組みになっている。文科省は国立大について、18歳人口の減少が始まった1990年代以降、競合する私大の経営を圧迫することなどを理由に、一部の特例を除いて認めない運用を続けてきた。2005年度以降、全国立大の入学定員は計約9万6000人で推移している。
留学生も定員の枠内に含まれるため、留学生を増やせば日本人学生を減らす必要がある。全国立大の昨年度の留学生は、全学生の約3%に当たる1万3070人で、約3・7%の私大より比率が低かった。
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