胡潤研究院と傘下の国際教育プラットフォーム・胡潤百学はこのほど、「最も資産を生み出す力を備えた中国の大学ランキング」を発表しました。トップ3は浙江大学、北京大学、清華大学でした。武漢大学は同研究院の富豪100人ランキングに入った卒業生の平均資産額でトップになり、上位には融創中国の孫宏斌氏、小米の雷軍氏、泰博の陳東昇氏が並びました。
ランキングをみると、浙江大学は富豪ランキングに前年比1人減少の37人が入り、最も資産を生み出す力のある大学になりました。北京大学は同5人増加の31人が入り、清華大学は同3人増加の25人が入りました。同研究院によると、「浙江大学は通常の大学ランキングでは基本的にトップ3に入らないが、資産を生み出す力ということでは全国一だ」といいます。
浙江大学のスター企業家には、同大OBきっての富豪・史玉柱氏、80後（1980年代生まれ）の王麒誠氏と呉艶氏の夫妻、緑城中国の宋衛平氏らがおり、今年は新たに9人がランキング入りし、10人がランキングから姿を消しました。浙江大学の卒業生で資産を生み出す力が特に高い人々の関連する企業で、本社が浙江省内にあるところは58％に上り、前年比13％低下した。トップの史氏の会社の本社は上海市にあります。
卒業生の資産総額が最も多かったのは深セン大学で、4千億元（1元は約16.8円）を超えました。2位は北京大学で3500億元を超えました。3位は復旦大学で3千億元に迫りました。資産の平均上昇幅が最も高かったのは呉亜軍氏を筆頭とする西北工業大学で、平均上昇幅は299％でした。次は張一鳴氏が筆頭の南開大学で、平均上昇幅は266％となっています。
ランキング入りした卒業生の平均資産額トップは武漢大学で、平均資産は233億元となり、同87億元増加し、トップは孫宏斌氏の720億元でした。2位は華南理工大学で同14億元増加の225億元、トップは張志東氏の1千億元。3位は復旦大学で同8億元増加の150億元、トップは盧志強氏の860億元、4位は南京大学で同31億元増加の147億元、トップは王文銀氏の800億元でした。
