4月22日に、Times Higher Educationが第2回「Times Higher Education世界大学インパクトランキング」を発表しました。世界大学インパクトランキングが初めて世界中の各大学が国連17の持続可能な開発目標(SDGs)を実現するための努力を評価します。六つの大陸からの89ヶ国と地域の857の大学が少なくとも一項目のランキングに参加し、766の大学が全体ランキングに参加しました。中国大陸からの12の大学が今年のランキングに参加し、そのうち九つの大学が世界ランキングに入りました。
従来の評判や研究の声望等伝統的な指標のみに限定せず、世界大学インパクトランキングが大学が地球に対する積極的な社会及び経済影響力を示しており、それは大学ランキングで初めて採用された指標です。当該ランキングが先進国や途上国及び最低所得国を含む世界中の高等教育機構による共同的な努力を明らかに示しました。過去の一年間、世界中の大学の行動(例えばクリーンな燃料電池エネルギー開発の潜在能力、経済的な水浄化ツールの開発、新型コロナウイルス感染者のための呼吸補助設備の研究開発など)により、全世界が直面している問題を解決できる可能性が見えるようになります。
今回の世界ランキングのうち、オセアニアの大学が世界トップ4を占めており、University of Aucklandが去年と同様、世界1位でした。世界トップ20が全て先進国ではなく、参加した大学数が一番多いのは日本(63)、ロシア(47)、トルコ(37)で、中国大陸は世界トップ20に入った唯一のアジアの国・地域となります。
同済大学が初めて世界トップ100に入った中国大陸の大学で、初めてランキングに参加しましたが、世界13位でした。さらに、同済大学が国連の持続可能な開発目標7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)のランキングでは世界1位、国連の持続可能な開発目標6(安全な水とトイレを世界中に)のランキングでは世界2位で、南京農業大学が国連の持続可能な開発目標2(飢餓をゼロに)のランキングでは世界1位でした。