中国農業大学教授、博士指導教師
中国園芸学会副理事長
中国花卉小売業分会会長
「少なく取り、多く与えることが
長続きさせる法則です。」
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1956年
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生まれ
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1982年
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山西農業大学園芸系を卒業、山西農業大学園芸系講師に就任
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1986年10月-1993年3月
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九州大学で園芸を勉強、修士・博士学位を取得
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1993年3月-1994年10月
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中国農業大学でポストドクターの研究
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1994年10月-2001年12月
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中国農業大学観賞園芸と園林系副教授
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2002年1月
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教授に昇格
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今
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中国農業大学教授、博士指導教師、中国園芸学会副理事長、中国花卉小売業分会会長
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Q1:先生にとって、九大での留学生活で、一番大きな収穫は何でしょうか?
A1:私たちの世代の人は、苦しい生活を経験してきたから、もうだいぶ慣れました。そのため、勉強のことをぜんぜんつらく感じませんでした。大きな収穫と言えば、三つあります。まずは真面目に学問をすることを身に着けたのです。それから、たくさんの友達を作ったことです。また、ずいぶん遅れたのですが、息子が生まれたということも収穫の一つです。
Q2:福岡は博多湾の麗しさでよく知られていますが、九州大学の最も綺麗な所はどこだと思われますか。
A2:東の校門の近くだと思います。その辺は名門校の文化的な雰囲気が味わえますし、特有の景色も見られます。特にそのレンガ色のアーチ形の建物と微地形における芝生、ソテツが互いに引き立て合って独特な美しさを醸し出しています。そこは本当に雰囲気がいいので、機会があったら、よく味わいに行ってください。
Q3:中国の花卉小売業の将来についてどのような考えを持っていますか。
A3:見通しは明るいですが、行く手はなお波乱含みです。時代とともに発展して、新たな小売業の業態を創造することが必要だと思います。花卉産業は最終的には小売業に頼るものになり、卸売りなどの中間流通業が徐々に効かなくなると思います。将来、花卉の直売が傾向になるでしょう。
Q4:様々な花についてご研究をなさっているとお聞きしましたが、個人として一番お気に入りの花は何でしょうか。 それはなぜですか。
A4:私はたくさんの花について研究していますし、たくさんの花が好きです。本当は美しいものが全て好きです。それはいわゆる「博愛」というものでしょう。よく「趙教授」と呼ばれますが、あまりよく知らない人に「梁教授」と呼ばれることもあります。中年の女性たちにはよく冗談半分に「花教授」と私のことを呼ばれています。ところが、実は、家にはあまり花を植えていません。私の一番の使命は「人を養う」ことですから。ほら、家内一人、娘、息子の二人、弟子二十人。大変ですよ。苦しい境遇の海は果てしなく、振り返っても岸がもう見えません。たぶんこの道一筋に進みすぎたかな(笑)。….まあ、一番好きな花と言えばやはり咲いたばかりの庚申バラですね。理由はないですけど。
Q5:家に置くのに適切な観賞植物を何種類薦めていただけませんか。
A5:そうですね。不精者は折鶴蘭、ウチワサボテン、アロエ、幸福の木などを植えるといいです。根気のいい人には蘭が向いています。そして、心の強い人は牡丹で、心の弱い人は草花がいいです。優柔不断な人には組合せの花盆栽がふさわしく、気の変わりやすい人には生け花がぴったりです。花のことであれば、いつでも相談に乗ります(zhaolj5073@sina.com)。
Q6:九大留学生の大先輩として、後輩たちに一言をお願いいたします。
A6:世界中で一番いいところはやはり中国です!勉強に励み、日々前へ進んでいってもらいたいです。幸せな生活を過ごしてから、社会に貢献してください。
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