10月20日、U.S.Newsが2021年度版世界大学ランキングを発表しました。2021年版の大学ランキングは86ヶ国からの1500校余りの大学が含まれており、欧米の大学が引き続き世界上位を占めています。中国大陸の清華、北大はともに世界トップ100に入り、清華大学は今回、世界28位、アジア首位で、世界トップ30に入った唯一のアジアの大学となりました。アジア地域の大学トップ10のうち、中国の大学は半分(中国大陸2校、中国香港3校)を占めております。
世界及びアジア地域での大学ランキング
世界1位は前年に引き続きハーバード大学、2位以降には、マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、オックスフォード大学が続きました。コロンビア大学、カリフォルニア工科大学、ワシントン大学、ケンブリッジ大学、ジョンズ・ホプキンズ大学は、それぞれ世界6位~10位でした。
アジア地域では、首位は清華大学、2位以降には、シンガポール国立大学、シンガポール南洋工科大学、キング・アブドゥルアズィーズ大学(King Abdulaziz University、サウジアラビア)、北京大学、東京大学、香港大学、香港中文大学、ワイツマン科学研究所(イスラエル)、香港科技大学が続きました。
中国と日本地域での大学ランキング
今回、203校の中国大陸の大学がランクインしました。1位の清華大学は去年の世界50位から28位まで、2位の北京大学は去年の68位から51位まで、2校とも順位を上げました。
3位以降は、上海交通大学(122位)、中国科学技術大学(124位)、浙江大学(135位)、南京大学(148位)、復旦大学(160位)、中山大学(177位)、中国科学院大学(197位)、華中科技大学(209位)でした(()内は世界順位)。さらに、ハルピン工業大学、武漢大学、同済大学、湖南大学、南方科技大学、東南大学、中南大学、厦門大学がすべて世界トップ300に入りました。
今回、85校の日本の大学がランクインしました。東京大学(73位)、京都大学(125位)、大阪大学(252位)、東北大学(269位)、名古屋大学(310位)、東京工業大学(316位)、九州大学(329位)、筑波大学(395位)、北海道大学(437位)、早稻田大学(467位)が日本の上位10校でした(()内は世界順位)。
九州大学
今回、九州大学は日本7位、アジア49位でした。分野別に、機械工学が世界トップ100に入り、地球科学、材料科学、化学、分子生物学と遺伝学、ナノサイエンスとナノテクノロジー、物理学、内分泌学と代謝、エネルギーと燃料、外科医学、エンジニアリングの分野は全部世界トップ200にランクインしました。