6月29日に、2020軟科世界一流学科別ランキングが発表され、軟科が2017年に世界学科ランキング方法を改善して以来、4回目の世界一流学科別ランキング発表となります。2020軟科世界一流学科ランキングは理学、工学、生命科学、医学と社会科学の五つの分野における計54科目を含みます。
2014年～2018年、特定の科目で一定の量の論文を発表した大学を評価対象としており、Web of Science及びInCitesデータベースによるデータを用いており、重要なジャーナルで発表した論文数、トップジャーンルで発表した論文数、論文の標準化影響力、国際共著論文の比率、教員の権威ある賞の受賞数を評価指標としております。
「軟科世界一流学科ランキング」は、「学術卓越調査（Academic Excellence Survey）」により確定された30項の権威ある学術賞、151の各分野のトップジャーナル及びコンピューター科学と工学に関する22種類のトップ学術会議を大学学術パフォーマンスを評価するための重要な基準としております。
「学術卓越調査（Academic Excellence Survey）」において、世界トップ100の大学の学部長、チーム責任者、教授を含む各分野のトップ学者に対し調査を行い、通常の評判調査と異なり、軟科「学術卓越調査」は学者達に自分のよく知っている本分野のトップジャーナルと権威ある賞などの内容を薦めてもらいます。調査の透明性と品質を保証するため、調査を受けた全ての学者に、氏名と所属先の公開に同意してもらわなければならず、複数の有名な中国学者も調査を受けました。「学術卓越調査」の詳細は軟科英文ホームページをご参考ください。
今回、世界中の4000校以上の大学が調査に参与し、90ヶ国・地域からの1800校以上の大学がランクインしました。
1、国家ランキング
ランクインした科目数が最も多いトップ10の国は、アメリカ、中国（大陸のみ）、イギリス、ドイツ、オーストラリア、カナダ、イタリア、フランス、スペイン及び韓国です。
アメリカの大学は各科目別ランキングでは絶対優位性を占めており、31科目のうちトップワンであり、ランクイン科目総数は4826科目に達しました。中国大陸は計253校の
大学がランクインし、ランクイン科目総数は2220科目で、アメリカに次いで，世界第2位でした。中国大陸のランクイン大学数とランクイン科目総数は前年度と比べて、それぞれ9%と11%増加しました。
2、一流学科が最も多い大学
世界トップ10の科目数が最も多いの大学はハーバード大学（28科目）、スタンフォード大学（24科目）、マサチューセッツ工科大学（22科目）、カリフォルニア大学バークレー校（15科目）及び清華大学（13科目）です。
3、中国大陸の一流学科を持つ大学
中国大陸の大学が下記の10科目分野で世界一位でした。清華大学（通信工学）、ハルピン工業大学（計器科学）、同済大学（土木建築工学）、上海交通大学（船舶及び海洋工学）、武漢大学（リモートセンシング）、北京科技大学（冶金工学）、北京航空航天大学（航空宇宙工学）、北京交通大学（交通運輸工学）、江南大学（食品科学及び工学）、中南大学（鉱業工学）。
中国大陸の大学がランクインした科目数から見れば、北京大学は最多の計47科目がランクインし、そのうち、32科目が世界トップ100に入り、世界トップ100入りの科目数が最多の中国大陸の大学となりました。中山大学、浙江大学、清華大学及び武漢大学はそれぞれ45科目、44科目、43科目及び42科目で、上位5校に位置づけております。清華大学の13科目が世界トップ10に入り、世界トップ10入りの科目数が最多の中国大陸の大学となりました。上海交通大学の7科目と浙江大学の6科目も世界トップ10に入りました。
「一流学科建設大学」のうち、蘇州大学、合肥鉱業大学、上海大学は一流科目数の上位3位でした。西安電子科技大学は3科目が世界トップ10に入り、一流学科建設大学のうち、世界トップ10の一流学科が最も多い大学となりました。
