3月の初め、QS World University Rankings が世界大学学科ランキングを発表しました。「生命科学と医学」、「自然科学」、「社会科学と管理」、「芸術及び人文」、「工学と技術」の5つの分野、48の学科を含み、学術的名声、雇用主からの評判、論文の引用、及びh指数(教育機関の教授、研究者陣の生産性はどのくらいあるのか?h指数とは生産性と学者、研究者の作品のインパクトを測ったもの。指数は最も引用された論文と他の著書での引用数がベース。)という四つの指標によりランキングを作成します。
生命科学と医学分野(農林学、解剖と生理学、生物学、歯学、医学、看護学、薬学、心理学、獣医学を含む)
計502の世界トップ大学のうち、100のアジアの大学がランクインし、10校が世界トップ100に入りました。そのうち、シンガポール国立大学(25位)、東京大学(30位)、ソウル国立大学(32位)がアジアトップ3となり、世界トップ50に入りました。
中国大陸では、北京大学(53位)、復旦大学(82位)、上海交通大学(102位)、清華大学(129位)、浙江大学(146位)、中山大学(165位)、南京大学(208位)、武漢大学(247位)、四川大学(286位)、中国科技大学(286位)、華中科技大学(292位)が世界トップ300に入りました。
日本では、首位の東京大学を除き、京都大学(54位)、大阪大学(106位)、東北大学(153位)、名古屋大学(173位)、九州大学(178位)、北海道大学(183位)、慶応義塾大学(183位)、東京医科歯科大学(204位)、筑波大学(315位)、神戸大学(365位)、東京工業大学(378位)、広島大学(390位)等、計19校が登場しました。そのうち、7帝大が全て世界トップ200に入りました。
自然科学分野(化学、地球と海洋科学、環境学、地理学、材料科学、数学、物理学と天文学を含む)
117のアジアの大学のうち、23が世界トップ100に入り、東京大学(13位)、シンガポール国立大学(14位)、清華大学(16位)がアジアトップ3となり、世界トップ20に入りました。
清華大学を含む中国大陸の35の大学が世界トップ300に入り、そのうち7校が世界トップ100に入りました。具体的に下記の大学が登場しました。北京大学(17位)、中国科技大学(35位)、復旦大学(39位)、上海交通大学(55位)、南京大学(60位)、浙江大学(63位)、武漢大学(146位)、中山大学(153位)、西安交通大学(195位)、北京師範大学(202位)、南開大学(202位)、華中科技大学(242位)、吉林大学(242位)、ハルピン工業大学(246位)、厦門大学(275位)、山東大学(282位)、北京理工大学(295位)。
日本ではランクインした16校のうち、7帝大がすべて世界トップ150に入り、東京大学に続き、京都大学22位、東京工業大学32位、大阪大学57位、東北大学58位、名古屋大学72位、九州大学119位、北海道大学143位がそれぞれ位置づけております。早稻田大学(179位)、筑波大学(193位)、 広島大学(282位)、慶応義塾大学(318位)、神戸大学(352位)、東京科技大学(361位)が世界トップ400に入りました。
工学と技術分野
142のアジアの大学がランクインし、37が世界トップ100に入りました。シンガポール南洋理工大学(8位)、清華大学(9位)、シンガポール国立大学(10位)が世界トップ10にランクインしました。
中国大陸では、計34校が登場しました。北京大学(22位)、上海交通大学(26位)、浙江大学(32位)、復旦大学(50位)、中国科技大学(67位)、西安交通大学(93位)、華中科技大学(100位)、南京大学(117位)、ハルピン工業大学(119位)、武漢大学(156位)、同済大学(164位)、北京理工大学(167位)、中山大学(208位)、北京航空航天大学(221位)、天津大学(247位)、吉林大学(277位)、華南理工大学(277位)が世界トップ300に入り、そのうち、8つの大学が世界トップ100に入りました。
日本では、14の大学がランクインし、7帝大(東京大学21位、京都大学38位、大阪大学92位、東北大学93位、九州大学138位、北海道大学150位、名古屋大学164位)以外に、東京工業大学(28位)、早稻田大学(160位)、慶応義塾大学(193位)も世界トップ200に入りました。筑波大学(361位)、神戸大学(391位)が世界トップ400にランクインしました。