九州大は、中国とタイに、高校と大学の教育を⼀体に捉えた「高大接続」の教育研究拠点を設置しました。海外の生徒らに九大の研究などを紹介し、優秀な留学生を呼び込みを図ります。九大生の教育実習の場としても活用し、グローバル人材を育成します。
拠点校は、中国の上海と深センにある高校と、タイ南部の中学校の計3校で、いずれも日本語で授業をしています。九⼤の担当者は「多くの大学は国内での高大連携に力を入れており、海外に拠点を置くのは全国でも珍しい」としています。
拠点校では、九大の教授らが日本語で模擬講義をし、⽣徒に研究を体験してもらいます。日本の大学進学に関する進路指導も実施します。教育現場の国際化に対応するため、教育学部生らを派遣して、教育実習も行います。
教育学部の木村拓也准教授は「日本の教育は高く評価されているが、現地の中・高生はあまり情報を知らない。インバウンドとアウトバウンドを兼ねた施設になれば良い」と語りました。
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