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1、国家公費派遣留学生はみんな、校内及び教育部留学基金委員会などによって選抜された優れた学生ですが、先生が申請、或いは留学過程のなかに出会った困難とか印象に残っている経験などがありましたら、聞かせていただけますか。また、九州大学に留学した間、得た一番貴重なものは何ですか。
回答：国家公費派遣留学生項目が発足したと聞いてから、私はIELTS試験、TOEFL試験、GRE試験及び国外有名校の申し込みに力を入れ始めました。英語の成績があまり優位に立たないが、中国農業大学の申込者たちと競争して、優秀な学生競争者と承認担当の学校の先生からプレッシャをかけられたが、幸いに九州大学のオファーが届いて、最後国家公費派遣留学生になって、公費で博士課程を修了することが実現できたのです。
留学申請中、アメリカの大学は高額の申請料が必要になって（約学校ごとに2000RMBの審理費用）、金には余裕のない私にとって、申請の妨げになったのです。ちょうど日本九州大学農学院が農民大学に学生募集に来て、私はその機会を利用して、無料で自分をアピールしました（この方法は貧乏な学生に適用しますが）。公費派遣留学生のリストが報告される途中、報告を担当する女性の教授は、私の申請資格を取り上げて、他のオファーのない学生にまわしようとして、学生の中に、彼女自身が作った申請規則を散らばして、世論圧力を作りました。申請の締め切りに近づいているのに機会をオファーすら持たない学生にあげるのは、他人の貴重な機会を無駄にするだけだと思って、女性の教授の顔を立てず、申請資料とオファーを持って、直接に学長に会いに行ったのです。
最後は、学長 江樹人の電話一通で、あらゆる問題が解決されました。この経験を通して、機会を目の前にして、成功にはただ一歩だったとき、思い切って周りの反対を押し切って、続けなければならないのです。決心、根性、そして十分な確信がないなら、機会がすぐに逃げてしまうのです。これらがすべて申請過程に忘れられない経験です。
留学の間、私と他の公費留学生は、CSC奨学金期限が日本学制より短いことがわかってから、一枚岩になって大使館、CSC、さらに日本側の学校と交渉を通じて、最後は半年を延期して、無事に卒業して帰国しました。学生達に、これと似たことが起こったとき、早めに関係部門と連絡を取って、貴重な科学研究時間を最大限に利用することが重要です。
九州大学に留学中、経験した一番貴重なものは、素朴な友情と謹厳な学問研究の雰囲気、また日本人友人、他の留学生友人が一緒に過ごした日々と様々な活動経験、みんな血に沁みた忘れられない思い出になったのです。さらに日本人教授の厳格で、几帳面で、またやさしい教育風格から影響を受けて、帰国後の私の教え方と生活にも影を落として、役にたつところが多いと思います。
2、いま大学教師である先生が、九州大学に留学した間の教育理念、或いは教育形式を学生たちにお伝えになりますか、具体的には、いかにしてなさいますか。
回答：上海の普通の帰国教師として、私は一定の教育任務を担当しています。コースウェア、授業計画、そして教学形式に日本教育理念を知らず知らずのうちに導入しました。まずは、国外の良好な訓練を受けた私は、毎回の授業に応じて心をこめてpptを作ったり、洗練された芸術品を描いたりして、高度の観賞価値を保持しています；次に、参考文献はすでに一冊の教材に限られるではなく、国内外の著書をも参考文献のカテゴリーに含めて広範な知識に触れさせます；さらに、私は授業で、グループディスカッションを遂行して、また2回のプレゼンテーション試験を行っています。それによって、学生達にチームワークで項目を解決することを教え込んで、また彼達に改正の機会と進歩の空間をあげるとともに、進歩を遂げた学生及びグループを適時評価するようにしています。これらはすべて日本留学中の経験の具体化と言えます。
3、ご自身の経験から中日食品安全と関連する問題について、どんな思いをお持ちでしょうか。
回答：食品安全は私の専攻方向で、私が11年にわたって没頭している方向です。だが、私が接触していないところがまだまだたくさんあるのも事実です。中日食品安全の現象と問題にいつも目をかけているから、ここで自分の感想をちょっと述べてみたいです。
中国にも日本にも食品安全リスクが存在して、ほかの先進国、発展途中国にもそうです。大雑把に言えば、発達する国ほど、国家が食品安全を重んじるので、販売された問題食品がわりに少ないのです。それにしても油断してはいけません。たとえば、アメリカには遺伝子組換え食品リスク、工業化生産肉類汚染など深刻な食品問題を抱えています。それに対して、日本には、核放射線汚染及びウイルス汚染などの食品安全問題が存在しています。もちろん、留学中、中国国内の食品安全問題がより多くになって、「毒餃子事件」「毒ミルク事件」「偽の春雨」「工業用ゼラチン」、世界を驚かす「地溝油」、また最近の「悪辣食品事件」「アルミニウム饅頭」などがありました。今私が務めている農業部水産品貯蔵鮮度保持質量安全リスク評価実験室（上海）も毎月、江蘇浙江上海エリアの水産品を監視し、孔雀石緑、明礬、ニトロフラン代謝物、喹乙醇代謝物、丁香酚などの存在を発見しました。これらの情況は私たちの周りに深刻な食品安全危険が隠れていることを明らかにしました。産業化している製造が原因で、根絶することができません。これらの問題は国内の人たちの生活及び寿命に極大な影響を与えています。別に日本の食品が絶対に安全とはいえませんが、国内の偽装事件の多発から見れば、日本はすでにこの時期から離れたのです。今日本の法律は厳密で、一度食品企業に質量問題が起こったら、取締役に直接に責任を問うことになって、よければ、罰金と整頓、悪ければ、個人財産剥奪という羽目になることもあるので、日本には基本的には偽装食品はありません。そこから分かるように、刑法改革は国家発達の上で、避けて通れない道です。もちろん、日本生鮮食品の飲食習慣は常にO157細菌感染、ノロウイルス爆発を起こしますし、フグ毒素毒殺事件などもよくあります。そういうところは日本が改善、注意すべきところと思います。さらに、天災人災で起こった核放射線汚染も日本企業に大きな被害を蒙らせて、欧米が発注を低減し、中国だけに頼っても長続きしないのです。
将来は食品安全に対する関心は高まる見込みです。私から見れば、食品安全は将来国内で就職しやすい専攻になります。純有機食品或いは他の質の確保できる安全食品が幅を利かす時期になって、人類の生活と直接関係する産業は明るい未来を抱えています。条件が許すなら、同じ考え方をもつ人たちとチームを作って、資金を申請して、高付加価値産業と景観遊び体験をセットにしたサービスを提供する限定特注の高等な安全食品安全企業を着手したいと思います。これは私が将来食品安全の実現と近代化についての一つの忠懇な提案です。まして今や高価な食材はすでに多くの人の一番の関心事ではないのです。
4、また1年に1度の大学卒業シーズンが訪れました。社会経験を欠如している新卒には、就職活動のとき注意すべきところは何かと思いますか。いま就職活動中の学生達にアドバイスとか教えていただけませんか。
回答：卒業の準備以外、新卒はいろいろやらなければやらないことがあります。まずは、卒業論文を卒業半年前に終わらせること。暇な時間ができてこそ就職活動に余裕があるので、慌てないように早めに準備したほうがいいです；次に、卒業一年前にお気に入りの就職先を物色して、就職先の要求に応じて、自分をアップすること。そうすれば、就職活動がうまくいくのです。要求あっての職位、職位あっての機会。需要のある就職先がなくても、落ち込むことはありません。上司の目に留まらず、人材浪費の現象が避けられます。
更に、予め二年前から面接の準備、たとえば、身だしなみ、面接と口頭試問などの準備をすること。科学研究者は時代に後れないように、早めに基金申請資料を準備し、各種の研究のpptを用意し、論文をできるだけ積極的に発表するだけでなく、国際会議にも参加することによって、自分を進んでアピールすることが重要です。最後ですが、人生には五年計画というのが必要です。入学したばかりのとき、将来仕事発展の目標を立てることが早いほどよいです。いろいろ話しましたが、実は難しいことではありません。時間はあまりかかりませんし、普段から気をつければよいです。
国内で就職したい帰国派は卒業前に就職活動に帰国する必要がありますね。私の場合、スーツで履歴書を持って、直接書記、主任と面と向かっ話して機会を得たのです。あなた達にとっても難しいことではありません。やればできる作戦と思います。面接のとき企業に一番いい自分をアピールして、自信を見せるのがいいです。というのは、帰国派の就職起点はすでに国内学者より高くなるからです。
5、最後ですが、将来九州大学に留学する後輩達に一言お願いできますか。
いろいろな人と接して、融通が利くように、常に自分を磨いてアップすること。日本人のように一つになってはじめて最大限に自分の実力を発揮することができます。功成り名遂げた人達は、みんな知能抜群の人材でなければ、知識豊富な万屋です。将来の仕事先で真面目な仕事ぶりで、アイドルを超えて、目標に勝って、地味な努力を重ねていくことがよいスタートと普通の仕事状態です。早めに人生大事たとえば、結婚、出産、住居のことを解決してはじめて、あなたの人生はいいスタートを切ったといえます。それからは、家族、仕事、国家のこともいろいろ心配がありますからね。
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