国家留学基金管理委員会は、30日に杭州で開かれた国費留学選抜業務会議で、「国費留学業務は過去5年間に渡り、帰国後の貢献および国家への貢献を結びつけてきました。国費留学生が期限通りに帰国した比率は、全体の98%に達した」と発表しました。
同委員会は、「国費留学は、中国のハイレベル人材および不足した専門的人材を育成し、自主イノベーション能力を高め、国家のソフトパワーを強化し、世界的な影響力を拡大するための重要な手段となっています。国費留学は、国の科学教育興国、人材強国戦略の実施と結びつくことで、国のイノベーション人材育成システムの改善、人材戦略の形成に対して重要な役割を果たした」と表明しました。
過去5年間に渡り、国家公費留学業務に新たな発展がありました。規模を見ると、年間の派遣人数は2006年の時点では7500人であったが、2012年には2倍以上の1万6000人に達しました。また、現在2万4000人以上が留学中です。
業務範囲を見ると、2007年前は主に客員研究員を派遣していましたが、これを高級研究員・客員研究員・博士研究員の派遣まで拡大し、博士・修士の共同育成、本科生の交換留学や短期研修生の派遣を実施しました。これにより、派遣される人材の構造が合理化に向かっています。また国内の各業界から留学生を募り、社会の各領域に利益をもたらしています。