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1993年 | 西南大学を卒業、学士号を取 得 |
1993-2002年
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西南農業大学助教、講師 |
2002-2008年
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西南大学副教授、修士課程指導教官
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2008年6月
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西南大学で博士号を取得
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2008年から
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西南大学教授
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2010年から
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西南大学博士課程指導教官
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1、先生は訪問学者として九大で研究をなさっ たことがありますね。九州大学に対して、どのようなイメージをお持ちですか 。 九大のキャンパスは素朴に見えますが、百 年の歴史と文化を持っている名門大学だと思っています。 2、「博士後期課程入学試験は難しいですが、 博士号を取得して卒業することはもっと難しい」という言い方がありますが、 博士課程の指導教官として、博士の皆さん及び博士に進学することを希望して いる学生に何か励まし言葉をお願いできませんか。 現在、博士入学試験は難しいかというと、 そうではないです。豊かな理論知識を持っていて、しかも革新意欲の強い若者 が指導教官に好まれていますので、成功できるかどうかは実力次第です。自信 を持って目標に向かって頑張ってください。一方、博士号を取得して卒業する ことは難しいほうが良いかと思います。博士課程に進学するのは新しい起点で すが、博士号を取得した者はその専門分野での造詣が高いレベルになったとの 意味ですので、それなりに高い要求などがつくのは当たり前のではないかと思 っています。逆に言えば、もし全然難しくなければ、博士号は若者に対しては 何の魅力もないのではないでしょうか。 3、新学期が始まりました。高校三年生になっ たばかりの学生は来年全国統一大学入学試験のため頑張っていますし、親たち も専攻選択のことを考え始めたとのことです。では、大学の総合実力のランキ ングと専攻のランキングと、どちらが大切であるのか、という親たちのいつも 悩んでいることに対する先生のご意見を聞かせていただけませんか。 今になっても大学入試は大切です。総合的 な実力の強い大学に進学することはもちろんいいことですが、それはあなたの 未来を決定する唯一のものではありません。人間は人によって同じ成長段階に おける状況も違いますし、同じ人はいつまでも素晴らしい状態をたもつことは できません。一時的に事情により大学入試の成績がそんなによくないせいで、 一般大学の重点専攻を選んでもよろしいと思います。一番大切なのはずっと明 るい気持ちで、ずっと前向きで、夢を持って頑張っていくことだと思います。 4、博士後期課程の指導教官としてまた研究者 としてお忙しいでしょう。では、どうやってストレスを解消するのでしょうか 。 仕事を楽しむことができるときこそ、一番 リラックスできるときだと思います。自分の現在の状況を認め、悩むことがな かったら、楽しさが感じます。疲れた時、横になり、休んだり、運動したり、 ニュース又は身元にあることを見ることで感動したりしてもう十分です。 5、去年、九大は創立百周年を迎えましたが、 東日本大地震のため、記念式等は今年に延期されることになりました。九大の これからの発展に何かアドバイスとかお祝いとかありますか。 九大は百年にわたった革新により、多大な 成果を収め、九大生の皆さんは向上することにより傑出した人物になるようお 祈りいたします。
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