中国の中央対外宣伝弁公室、国務院新聞(報道)弁公室、国家旅遊(観光)局は北京で12日、国家イメージPR推進に関する協力枠組み合意書を取り交わしました。
合意書によると、三方は業務提携により、対外PRによる観光促進と観光による対外PR強化を図り、好ましい中国の国家イメージ確立を目指します。具体的な協力内容は次の通りです。
1.中国の全体的な国家観光イメージを創造し、協力推進という長期目標達成を目指し、文化面でのソフトパワーを高める。
2.対外観光PRに関して指導的役割を果たす組織を立ち上げ、定期的にミーティングを行う。
3.「アウトバウンド(中国人の海外旅行)」と「インバウンド(外国人の中国旅行)」両方の対外観光PRイベントを計画する。
4.PR用ツールを共同で開発、共有する。
5.海外メディアの記者を関連イベントに招待する。
6.チラシなどのPR用ツールを航空機、列車、ホテル内に配置してもらう。
7.地方の対外宣伝部門による観光関連イベントを推進する。
8.地方の対外宣伝部門による観光担当職員トレーニング支援を促す。
2010年、国内旅行者数は前年比11%増の延べ21億人、国内観光収入は同22.5%増の1兆2500億元にそれぞれ達する見通しです。