苦しみの中の苦しみに耐えてこそ 人の上に立つ人になれる |
華南農業大学教授 政府特殊手当てを享受
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·1938年10月 生まれ ·1966年2月 華南農業大学大学院を卒業 ·1982年4月-1984年4月 日本九州大学蚕遺伝研究室で留学 ·1984年-1999年10月 華南農業大学蚕糸学部教授 ·1999年10月 定年退職 |
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1、九大を離れてからもう25年経ちましたね。今は九大に関する情報をどのようにゲットしますか。 日本での留学生活はとても懐かしいですね。僕の人生には非常に大きな影響を与えてくれました。今でも、よくネットで九大や福岡についての情報などに感心を寄せています。 2、九大の指導先生についてお話を聞かせていただけませんか。 指導先生は僕より僅三つ年上です。しかし学問の世界には年齢の差はありません。指導先生は僕の尊敬する人です。今でも、毎年のお正月の際には必ず先生に電話をかけて挨拶をします。これこそが学生として師に接する道だと思います。 3、我々が日本人から最も学ぶべき所は何でしょうか。 そうですね。最も感心したのは彼らの仕事熱心です。どんな仕事をしても、必ず全力を尽くし、仕事を完成させるのです。それから何よりも自分の仕事を愛しています。ここが我々中国人が最も学ぶべきところだと思います。 4、研究と教育現場に半生を捧げましたが、今の定年生活はどうお過ごしでしょうか。 以前は仕事で忙しくて、時間がなかったですが、今は毎日決まった時間に散歩して、体を鍛えるのです。また雑誌や新聞を読んだり、ネットでニュースを見たりしますが、時々?留東同窓会?(日本で留学した方々の同窓会)にも参加します。皆が集まって、旧友達と話しあったりとかして楽しく過ごすのです。楽しい定年生活を送るために、健康を大切にし過去の肩書きを捨てて、今の生活に満足するのが一番大切だと思います。 5、今は就職難などの原因で、自殺を選んだ学生についてのニュースはしょっちゅうマスコミで報道されているのですが、こういう若者達に対して、一言お願いいたします。 いわゆる困難は克服できるものなのです。今の若い人たちがもっと自分の社会責任感を考えて欲しいです。こういう子達に言いたいのはしっかりと勉強し、親に孝行し、国に奉仕してくださいということです。 6、2011年は九大創立100周年になりますが、何か念願や祝福がありませんか。 九大と華南農業大学との交流や合作がより一層深まりますよう願っております。それから、九大のより美しい未来を祈っております。
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