2013年3月30日、米華字紙・僑報によると、米国の高校で学ぶ中国人留学生の数が激増していて、彼らの多くが、華僑の多く居住するロサンゼルスの私立高を留学先に選んでいるということでした。
11年から12年の米国留学データによると、現在およそ32万人の中国人留学生が米国に存在し、13年にはその数が45万人を突破する見込みです。なかでも高校生の米留学が急増しており、彼らのことを「小留学生」と呼ぶメディアもあります。人気の留学先は南カリフォルニア地域のサンフランシスコやロサンゼルス、テキサス州ヒューストン、ニューヨークなどの中華系住民の多い地域です。現在3万人を超える高校生が中国で学んでいるが、13年には4万人を突破すると予想されています。この数字は05年のわずか65人と比較すると、600倍にもなります。
「小留学生」は米国のF―1ビザ（学生ビザ）を取得した14歳から15歳が最も多く、政府の役人やホワイトカラー、学者、個人経営者の子女がほとんどです。私立高校の留学費用は学費や寄宿舎の入居費、交通費、医療保険費用などを含めると、1年で4万ドル（約380万円）から6万ドル（約560万円）が必要になるが、有名校にもなるとその額は10万ドル（約940万円）に上るということでした。
