世界最大の太陽エネルギーを利用したオフィスビルが11月27日、山東省徳州市にお目見えしました。「日月壇微排大厦」と名付けられたこの太陽エネルギー利用ビルは、延べ床面積7万5千平方メートル、展示、科学研究、執務、会議、育成訓練、ホテルなど各種機能が集結しています。世界で初めて、温水供給、暖房、冷凍、光伏発電など太陽エネルギー利用技術と建築技術が結びつけられ、太陽熱利用による光熱、光伏、建物省エネルギーが一体化した世界最大の高層公共ビルです。
「日月壇微排大厦」は、「2010年第4回世界太陽城大会」のメイン会場となります。太陽エネルギー総合利用技術と省エネルギー建築技術の結合によって同ビルが誕生したことで、太陽エネルギー応用技術標準体系が改善され、自主知的財産権を備えた一連の太陽エネルギー製品の研究開発が進んだだけではなく、太陽エネルギーの大規模化に向けた推進応用に貴重な技術的サポートが提供され、通常建築に使用される通常エネルギー(石炭、石油、水力)の大量消耗という大関門が全体的に打ち破られました。また、天井放射冷暖房システム、光伏発電、光電気による直射日光遮断、プール節水、雨水収集、中水排水処理システム、滞水層常時備蓄技術など、多種類の太陽エネルギー新技術が導入され、省エネ技術が最大限、効果的に応用されています。