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中国の「人材争奪戦」に見る都市の競争の高度化

2017-07-04
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    中国は現在、卒業シーズンを迎えており、今年は大学生750万人が卒業すると見られます。一線都市である北京や上海は、現地の戸籍を取得するのが難しくなっている一方、二線都市である武漢、西安、長沙などは、大学生100万人を定住させたり、大学生100万人を呼び込んで起業してもらう計画を打ち出しています。良い人材のいる都市でなければ明るい未来はないということに、二線都市は既に気付いています。

   現在、中国の二線都市で繰り広げられている「人材争奪戦」は、経済のモデル転換、高度化のために必要なことで、そこで白羽の矢が立てられたのが大学卒業生です。各地は、「戸籍を取ってから就職」、「戸籍取得にハードルなし」、「家賃手当て支給」、「起業手当て支給」などの政策を次々に打ち出して、新卒者を現地に呼び込もうとしています。これは都市の競争が高次元に突入していることを示しており、産業の呼び込み、企業の呼び込み、優待政策の打ち出しから、人材の呼び込みへの段階へと移行しており、その対象もハイエンド人材である新卒者がメインとなっています。これは、二線都市の経済構造に変化が起きていることをも示しており、伝統製造業もサービス業や新興産業から、必要な労働者は出稼ぎ労働者から大学卒業生へと変わっています。

    ハイレベル人材自身も高い要求を持ち、自身のキャリア成長を重視しています。以前は、多くの新卒者は北京、上海、広州、深センなど、キャリア成長の見込める一線都市での就職を希望していました。しかし、現在は、それらの一線都市が人口の流入を阻止する政策を強化しており、二線都市がベストな「受け入れ先」となっています。二線都市にとっても、より多くの優良人材を呼ぶこむことができれば、産業の分流やモデル転換、高度化などを促進し、都市の総合競争力を向上させて、今後の競争のために人材の基礎を築くことにつながります。

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[责任编辑:] 标签: 高度 都市 人材 政策 万人
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