2018年3月卒業予定の大学生・大学院生に対する民間企業の求人倍率(学生1人に対する求人数)は推計で1.78倍で、前年より0.04ポイント上昇しました。リクルートホールディングスが26日発表しました。上昇は6年連続で、業績改善や人手不足を背景に企業が採用を増やそうとしているといいます。
求人総数は前年比2.8%増の75万5千人となっております。業種別では人手不足感の強い建設業や流通業で上昇幅が大きかったです。民間企業への就職を希望する学生は前年並みの42万3千人でした。
求人倍率を企業の規模別にみると、従業員5千人以上の企業は0.39倍だった一方、300人未満の企業は6.45倍で、差は前年より広がりました。同社の戸田淳仁・主任アナリストは「学生優位の『売り手市場』が続き、大企業を志望する学生が増えている」といいます。
調査は2~3月に実施。4509社と学生1622人の回答から推計しました。