1.【趣旨等】
世界各地域・各界における重要かつ有力な人材として将来を嘱望されることが当 該国において認知されている大学の学生を招き、本学の研究・教育・大学管理運営 に寄与させるとともに、本学の世界戦略の中で、将来にわたって、当該国の指導者 として本学の良き理解者たる人材育成を図ることを目的とする。
また、帰国後は本学との繋がりを緊密に保ち、卒業後の進路に応じ、共同研究の 開拓や外部資金導入等のコンタクト・パーソンとしての活動を期待する。
2.【対象学生・人数】
(1)対象学生
当該国において、各界の指導者となる人材を多く輩出している大学に在籍する学部学生・大学院生を対象とし、受入れ期間は3ヶ月以上12ヶ月以内とする。
ダブルディグリープログラムで受入れる場合は、受入期間が12ヶ月を超えることも可とするが、奨学金の支給期間は12ヶ月以内とする。
但し、奨学金の受給には、該当月において16日以上本学に在籍し、かつ日本国内に在留することを条件とする。
(2)人数
Ⅰ期及びⅡ期の予算の範囲内で、各期8名以内を採用する。
3.【奨学金等の援助区分】
奨学金等は、全学協力事業基金から支給され、次のとおり区分するものとする。
(1) 渡航費
10万円を上限として実費を支給する。ただし、予算の都合により支給しない場合 がある。
なお、内訳は次のとおりとする。
(a) 交通費
本人の所属する大学のある地から福岡までの通常経路による下級の往復交通費を支給する。
ただし、航空賃及び外国での交通費については、領収書等支払いを証明 するに足る書類の提出がない場合はこの限りではない。
(b)雑費
査証手数料及び入出国税並びに空港施設使用料の実費についてのみ支給する。
ただし、領収書等支払いを証明するに足る書類の提出がない場合はこの限りではない。
(2)奨学金
学部生 :月額8万円を支給する。
大学院生:月額10万円を支給する。
4.【受入身分】
学部学生にあっては特別聴講学生として、大学院生にあっては特別研究学生又はダブルディグリープログラムにおける正規生として受け入れるものとするとし て受け入れるものとする。渡日に際し、「留学」のビザを取得することとする。
5.【授業料等】
学生交流に係る協定あるいは覚書の締結がある場合は、本奨学金申請前に在籍大学で交換留学の手続きを行った場合のみ、推薦大学と協議の上、授業料等を不徴収とすることができる。
ただし、協定等の締結がない場合は、当該在籍期間の授業料等を本学に納入させるものとする。
6.【申請】
本制度の申請は、受入指導教員が行い、申請締切日は、受入開始時期に応じ、次 のとおり年2回に区分することとする。
第Ⅰ期(平成28年4月~9月受入) :平成28年1月30日
第Ⅱ期(平成28年10月~平成29年3月受入分) :平成28年5月29日
ただし、当該締切日が土日祝日の場合においては、その直後の就業日とする。
7.【申請に係る必要書類】
『申請学生』 全ての書類について、英語により作成するものとする。
(1)申請書
(2)将来的な本学との係わりについてのエッセイ(様式1)
(3)本学での研究テーマと具体的な内容を記した書類(様式2)
(4)当該所属大学の学部・大学院の長またはそれに準ずる者からの推薦書
(5)当該大学の指導教員からの推薦書((応募者が、趣旨及び目的にかなう人物で ある旨の推薦書様式自由)
(6)成績証明書
(7)英語能力証明書(英語を母国語としない国の場合、TOEFL 等)
『受入指導教員』
(1)当該学生に係る推薦書及び指導計画書(様式自由、日本語)
(2)当該留学生が、本奨学金の趣旨に照らして、受給するにふさわしいと考える理 由書及び資料等(様式自由、日本語)
8.【採用となった学生の義務】 奨学生として採用となった学生は、本務(勉学と研究)のほかに、次の義務を負う ものとする。
① 本学在学中は、奨学生として、本学の国際交流・地域貢献活動に積極的に協 力すること。
② 帰国前に研究テーマに関するプレゼンテーションを行うこと。
③ 帰国前に留学を終えての感想をレポートとして提出すること。 ・ テーマは、申請時に提出する「将来的な本学との関わりについて」の エッセイを踏まえて、作成すること。 ・ A4サイズに1000 ワード程度。
④ 帰国後、本学同窓会の活動に協力するなど、本学とのコンタクトを保ち続け ること。
9.【採択者の決定】
申請書類に基づく審議は、国際交流専門委員会において行い、その審議結果に基づいて、総長に報告を行い最終的な採択者を決定するものとする。
● 申請手続きの流れ
①九大に留学する際、指導を受けたい教員を探す 。
※参照URL→ http://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/index_e.html
②当該教員にEメール等でコンタクトを取り、受入の内諾を得る 。
③上記、「申請に係る必要書類」【申請学生】分を作成し、受入指導教員へ郵送する 。
④受入指導教員は「申請に係る必要書類」【受入指導教員】分を作成し、【申請学生】分 と併せて、所属部局の学生係等を通じて、留学生課あて申請締切日までに提出する 。
⑤申請書類に基づく審議は、国際交流専門委員会において行い、その審議結果に基づい て、総長に報告を行い最終的な採択者を決定する 。
⑥留学生課より、部局学生係等および受入指導教員あて、採否を文書にて通知する 。
⑦受入指導教員もしくは受入部局の学生係等から申請学生へ採否の通知を行う。