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王暁燕

2015-12-04
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         教育学博士
   教育部(国家教育発展研究センター)

    基礎教育研究室副主任、副研究員

 

1969年12月             
生まれ  北京市人
1999年3月-2006年5月            
九州大学の(大学院)人間環境学(研究院)へ留学し、博士号を獲得
 現在            

 教育部国家教育発展研究センター 基礎教育研究室副主任、副研究員

 

1、王先生が在学した人間環境学府は中国留学生間ですごく人気がありますが、学府全体の教学設置及びキャンバスとその周辺における生活環境について、先生はどのようなご印象をお持ちでしょうか?
答え:九州大学大学院人間環境学府は国際比較教育研究において、日本のみならずアジアでも、歴史上で特殊な地位を占めています。1965年九大で日本比較教育学会が発足し、初代学会長平塚益徳さんは九大教育学部長でもありまして、16年間に渡り会長を務めました。その後、権藤與志夫先生や望田研吾先生など九大の先生方が会長を務めました。また、日本比較教育学会は世界比較教育学会より5年も早く設立され、要するに、九州大学は世界とアジアの比較教育研究に大いに貢献しました。私はここで系統的な比較教育理論と実証研究について勉強し、大いに役に立ちました。さらに、教学体制の設置に関して、人間環境学府の教育システム専攻は教育哲学や歴史学、教育社会学、心理学、人類学、教育行政学など各分野から巨視的且つ全面的で立体的な教育研究体系を成り立っています。教育の諸問題を全学的に横断的、高度な研究することが取り組まれています。
私の印象に箱崎キャンパスは静かで優雅な雰囲気が満ち溢れています。古木、池に泳ぐ亀、建物前の毎年四月の咲く桜、など、非常に安らか良好的な研究環境を提供でき、交通や生活、勉強にもとても便利です。
2、九大へ留学した当初、先生がご覧になったまたは感じられた日本教育現場について、簡単に紹介していただけませんか?また、想像した日本教育とのイメージが差が大きいですか?
答え:日本では、ごく一般的な教育教学現場でも、外見は非常に清潔で秩序的で素朴で、学校や校舎などの建築物では豪華ではないですが、入っていると、内部施設から教師の資質、教育教学理念などいたるところまで、非常に先進的です。しかも、日本では都市と農村部における教育格差がなく、学校間で設備などのハード面と教員などのソフト面の差がほとんどないです。
3、ご存知のように、日中両国とも学歴社会で、しかし、日本より中国のほうが更に高学歴を求めていますが、このような差異を生じた原因はどうお考えでしょうか?
答え:人材評価制度は差異が主要な要因だと思います。全体から見ると、東アジア国家の中では、中国と日本のみならず、韓国、シンガポールも高学歴社会であり、儒家思想に深く影響されたと考えられます。しかし、違いは、日本は匠社会でもあります。職業教育に非常に重視し、また、学生の実践能力の育成に非常に重視しています。ですので、学歴以外に、評価制度において人間の技術能力や業務経験などもとても大事にされています。年功序列制度は日本人材雇用制度の核心です。技能を持っている人は 日本社会で高い認知度を得られることができ、高学歴者と同様、社会地位と待遇の差がほとんど出ません。一方、今、中国の人材雇用評価体系において、非常に単一的で、学歴しか注目しません。学歴が何より大事、技能育成(職業教育)は軽視されているのが、日本との相違点だと言えます。 

4、近年、マスコミの報道では中国における教育現状は楽観ではないですが、王先生は長年日中教育研究に専念され、日本の教育研究成果はご参考であるべきだとお考えでしょうか?

答え:比較教育学の視点から見ると、日中両国の教育では、歴史的各段階においてそれぞれ長所があります、お互いに学びあい価値があります。しかし、明治維新以後、現代化の教育理念や教育改革研究について、日本では深く広がり、学校教育、家庭教育、生涯教育などにおける研究は世界でもトップレベルに達しています。教育理論、理念において日本を学ぶべき、また、長期的な教育実証研究成果や教育心理学研究成果なども我々にご参考になると思います。現在中国教育における問題が多く発生しており、また、その多くは日本の教育現場で、もう経験したことがあり、その研究と解決案は我々にとって大きなヒントにもなると思います。

 

研究領域:基礎教育、教師教育、国際比較教育、日本教育

主要な研究成果:
日本語専門書: 『市場化の中の教師達』(櫂歌書房、2008年)、中国語版『21世紀の日本教育改革』、『中国一人子群体における実証研究』、日本語版『21世纪の教育改革と教育交流』
その他編著書・共著書10冊を出版し、 日本語論文及び中核的中国語定期刊行物の中国語論文計数十篇近く 発表しました。
 

 

 

 

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[责任编辑:] 标签: 教育 研究 先生 教育研究
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