今年の全国統一大学入試（通称「高考」）結果の発表によりますと、長春市十一高校のあるクラスは50人のうち、全員が600点を超え、平均点数が660点で、20人が670点以上といいます。これは十一高校に「大学入試最優秀なクラス」が出現した五年目です。
大学入試における合格最低点が公表されるにつれて、全国各地の文理系の高考状元（中国の全国統一大学入試「高考」の成績トップ者は、科挙の主席合格者になぞらえて“ 高考状元”と讃えられる。）も発表されるようになりました。例えば、今年の北京の理系状元は人民大学附属中学出身の劉智昕（721点）、文系状元は北京師範大学第二附属中学出身の蔡雨玹（699点）、いずれも女子学生です。
また、江西省の理系状元（715点）、文系状元（637点）が同じ江西師範大学附属中学の出身で注目されています。湖北省に劉世豪（699点）が理系状元で、、陳鳳竹（643点）が文系状元を取りました。
報告によりますと、2000年から2014年までの間、中国各省の高考状元は230以上の都市の800以上の中学に分布しています。その中、重慶市は39人の高考状元を育成するので、2015年の高考状元を育成する都市ランキングのトップになりました。続いて第二名は広州（38人）、第三名は天津（37人）、第四名は上海（36人）、第五名は北京（34人）。それからは銀川、西安とウルムチ、昆明、貴陽と海口などです。
また、2000年－2014年の中国各地の高考状元からみれば、面白い現象があります。それは女子学生が圧倒的に男子学生より多いことです。全体的に見れば、女子状元は52.65％を占め、男子状元は47.35％を占めます。専門家によりますと、1999年以前の全国状元の性別比例と比べれば、今の高考状元の性別比例が逆転しました。「陰盛陽衰」が進行し、男性の大学入試競争力が低下しているといいます。
