若手の中国人医師や看護師を研修のため日本に迎え、中国の医療水準の向上を目指す日中笹川医学協力プロジェクトの調印式が17日、北京でありました。来年度から5年間、毎年30人を日本の大学や病院、研究所に派遣します。
プロジェクトを主催する日本財団の尾形武寿理事長と中国国家衛生・計画出産委員会の馬暁偉副主任が調印しました。費用は、1人あたり年間360万円のうち中国側が330万円、日本財団が30万円を負担します。
日本財団は「日中笹川医学奨学金」として、1987年から25年間、総額約87億円を投じ、中国から延べ2188人の医療関係者を日本に迎えました。中国側が研修の継続を要望。新たなプロジェクトを立ち上げることになりました。