8日に開幕した「蘇州国際エリート創業ウィーク」において、中国人力資源社会保障部の楊志明副部長は、「昨年招聘した海外の高級人材は16万8000人に達し、前年比で38％増加した」と発表しました。このデータは、海外留学経験者による帰国後のイノベーション?創業がブームとなっていることを示しています。
楊副部長は、「海外留学から帰国し創業した中国人は、現在までで80万人以上に達した」と述べました。
清華大学OB、儒豹公司の創始者の韓松氏は、「11人の学友が米国のシリコンバレーにいたが、その内の7人が帰国し創業した」と語りました。清華大学の企業家協会の創立当初、会員の全員がシリコンバレーで勤務していました。同協会の会員数は現在約200人に達しており、その多くが帰国しました。韓氏は、「当社は昨年に初めて黒字を計上し、売上が1億元（約12億5000万元）を突破しました。当社はすでに、中国大陸部のスマートフォンサービスを手がける3大企業の一つとなりました」と述べました。
先駆者の成功により、後発者の帰国イノベーション?創業に対する自信が深まっています。8日に開幕した「蘇州国際エリート創業ウィーク」は、海外から2000人以上の高級人材を集め（博士は72.4％、修士は25.9％）、イノベーション?創業プロジェクトが計2132件もたらされました。
海外留学と海外での就職は、かつて多くの中国人にとっての夢でした。しかし現在はこの状況が一変し、帰国者は「中国国内の高度経済成長による恩恵を逃してはならない」という考えで一致しています。
「人材は生産力である」これは中国において、単なるスローガンではなくなりました。楊副部長は、「留学者の帰国後の創業を促すため、中国人力資源社会保障部、中国共産党中央組織部等の部門は、留学者による優秀な科学技術活動に対する資金援助、帰国創業の支援、国家に対する貢献を促す計画等、関連政策を実施している」と語りました。
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