「四川ニュースネット」に掲載してある6月16日付のニュースによりますと、四川省成都市にある高校「石室中学」三年生の特別クラスでは今年、生徒27人全員がハーバードやケンブリッジ、ロンドンなど欧米の名門大学に合格したそうです。同クラスは名づけて「ケンブリッジ国際高校授業実験クラス」(以下、ケンブリッジ・クラス)。その授業内容は国内の高校の授業とは異なり、クラスは全部英語で行われます。
現在、中国では大卒者の就職難により、多くの学生が海外留学への道を選んでいます。去年一年間で外国へ留学した人数は23万人で、前年と比べて27.5%増加。中国はいまや世界最大の留学生輸出国となり、今年も大幅な増加が予想されています。同校は四川省の名門校で学校の規模が大きく、高校1年生だけで20クラスあります。「ケンブリッジ・クラス」は2008年に開設され、その卒業生全員が英国の上位20位以内、米国の上位50位以内の大学に入学しています。