|
自らつとめ励んでやまず 厚徳は物を載せる |
中国中医科学院広安門医院主任医師 中国中医心身医学研究会理事長 中華医学会心身医学分会委員
|
|
|
 ·1950年 生まれ ·1977年 河北医科大学中医学部を卒業 ·1983年 湖南省中医薬研究院を卒業、修士学位を取得 ·1987年 北京中医薬大学を卒業、博士学位を取得 ·1990年-1991年 中国協和医科大学中国医学科学院阜外医院へ心血管内科の研修 ·1994年 北京大学医学部へ医学心理学の研修 ·1995年 訪問学者として日本兵庫医科大学へ現代心身医学の研修 ·1996年 訪問学者として日本九州大学医学部へ現代心身医学の研修
|
||
1、先生は名高い漢方医として、冬季の保養についてアドバイスをいただいてもよろしいでしょうか。まず冬季の睡眠習慣について、何か気を配らなければならないことがありませんでしょうか。 漢方医学の理念によると、秋は涼しく、冬は寒いです。 寒さは足の太陽膀胱経脈に障りがあり、特に背中と足は真っ先に触りを受けます。 ということで、背中と足の保温はとても大事で、毛経のチョッキを着たり、温かいお水で足を浸したりしていいです。また、生姜と棗の実を食べてもいいです。 生活的には、早寝遅起きが一番体にいいです。 睡眠が「陰」を養う効用があり、遅起きが冬の寒気を避けることもできます。 それに、気持ち的には穏やかなほうがよくて、足ることを知れば常に楽しいです。それらによって、人の陽気を良く保ち、冬を容易く過ごせるようになります。 2、冬の鍛えについて、何か気をつけるべきところがありませんでしょうか。 寒さに耐えられるための運動が必要ですね。特に子供たちが大量に運動すべし。また季節の移りに応じて服の増減が大事です。 3、飲食の面ではいかがでしょうか。 漢方医学によれば、飲食は人間の臓器に関わるのです。冬季の飲食では、腎臓に良いものを取りすべし。しかし薬膳は人によって違うのです。体型が細長くて、手足が寒くて、顔色が青い方が寒性体質です。こういう方々に合う食べ物は：生姜、葱、蜜柑、鶏肉、牛肉、羊肉、犬肉とお酒です。逆に肥満体型で、手足が暖かくて、顔色が赤い方々は熱性体質なのです。こういう方々に合う食べ物は：白菜、スイカ、梨、ユリ、葡萄、大根、鴨肉、豚肉、スッポンなどがあります。 4、去年北京郊外の鳳凰山へ山登りに行っ時、先生は同窓の中で最も年配の方ですが、先生もしばしば登山か何かの運動をなさっているのでしょうか。 また、お暇な時はどういうようなご趣味をお持ちでしょうか。 暇な時は散歩が好きで、太極拳も時々します。 5、九大留学生の大先輩として、後輩たちに一言お願いいたします。また、母校である九州大学の2011年百年創立記念日に対する祝福の言葉をお願いいたします。 交流を更に拡大し、中日関係をより良くなるように願います。
|
||
